チームづくりの法則 〜THE TEAM 5つの法則〜
こんにちは!ふじぼうです。
最近はコールセンターでの管理をしていたり、今後はチームというものを意識して、いかなくてはならず、チームに関する本を読んだのでまとめます!
- そもそもチームとは?
- チームづくりの法則とは?
- Aimの法則
- Boardingの法則
- Communicationの法則
- Decisionの法則
- Engagementの法則
- その他チーム作りで大切な事。
- 今回読んだ本はこちら
- まとめ
そもそもチームとは?
そもそもチームとは何をさすのか?ただ単に人が集まったものはチームとは呼べず、グループであると。
チームとは共通の目標を持ってそこに向かう人の集合体をチームと呼ぶ。
チームづくりの法則とは?
チームに作りにおいて最適解というものは無いけれど、チームを作っていく上では法則というものがある。
それはABCDEという法則である。
A(Aim)・・・目標設定
B(Boarding)・・・人員配置
C(Communication)・・・意思疎通
D(Decision)・・・意思決定
E(Engagement)・・・共感創造)
をしっかりと決める事が重要と言う。
それぞれの法則を元にチーム作りしてくのが、より良いチームにさせていく。
Aimの法則
チームにおいて目標を達成するのが良いチームなのかというと、確かにそうなのだが
ことチームの法則で言えば、適切な目標設定をする事が重要である。
例えば地域の名産を使ったラーメン屋さんで言えば
意義目標・・・日本全国にこのラーメン、そして名産を知ってもらいたい。
成果目標・・・月間売上500万円を達成する。
行動目標・・・ホームページのサイトを見やすくする。SNSでの発信を強化する。
といった感じ。
以前までは、行動目標や成果目標が重要視されていたのだが、それでは数字や結果の奴隷となってしまうので、意義目標を持たせる事が重要。(OKR※Objects by Key Results)
チームの活動の意義が明確になっているか?
成果が行動が明確になっているか?
意義、成果、行動がつながっているか?(一貫しているか?)
といった目標決めをしていくのが重要である。
Boardingの法則
チームのタイプを分類する二つの軸
環境の変化具合
人数の連携度合い
この二つによって変えていく必要がある。
環境の変化具合が大きい場合、人数の連携具合が大きい場合は均質的な人を雇うのではなく、様々な能力を持った人がいた方が仕事がしやすい。
連携度合いが低い、個々で仕事をして次に仕事を流す、流れ作業では均質的に似た人を雇った方が成果に差が出ない。
チームの活動の特徴を語れるか
メンバーに多様性があるか?
適切な流動性があるか?
必要なメンバーの特徴を理解しているか?
メンバー集めやメンバー選びに貢献しているか?
チームを作る上では欠かせない事ですね。
Communicationの法則
コミュニケーションは単に会話を多くするのではなく、
ルールづくりをして無駄なコミュニケーションをなくし効率化していくこと
それぞれのメンバーにあったコミュニケーションを心がけること
この2点が重要だという。
ルール作り
コミュニケーションをするにあたり、全てをコミュニケーションで賄おうとすると、支障が起きるのでわざわざ伝えなくても良いものはルールづくりをしてしまう。
ものすごく簡単な例で言えば、毎週月曜日の10時はMTGということを毎回口頭でコミュニケーションして伝えるのは面倒ですが、それをルールにしてしまうなど。
その他細分化すると、
何をルールにするか?(What)
誰が決めるのか?メンバーで決めるのか、リーダーが決めるのか?(Who)
責任は個人が負うのかチームが負うのか?(Where)
何を持って評価するのか。成果なのかプロセスなのか?(How)
どのくらい進捗の確認をするのか?(When)
5つのルールを決めていくとよりスムーズになる。
先ほどの人同士の連携度合いが少ないのであれば、ルールづくりをして個々人で自分の成果に責任をもち仕事した方が良いですし、仕事に流動性があるのであればルール作りはせず、ある程度自由に動けた方が良い場合があるので
そのチームごとに決めていく必要がありそうです。
コミュニケーションの取り方
コミュニケーションを阻むのは感情によるところが大きいです。
まずはチーム間での心理的安全性を保証できるか。発言しても空気を読んでないやつだなとか、なんでこんなこともわからないの?だとか思われない、自由な空気感。
それが積極的なコミュニケーションを生み出します。
日本では特にこれが顕著で、何か質問は?と言われた際に手を挙げる人の少なさ。
それには心理的安全性というのもあるのかもしれません。
また、チームメンバーを知らなければコミュニケーションは成立しません。
相手が何に興味をもち、何にモチベーションを持つのか。
それがわからなければ、コミュニケーションの仕方を間違えます。
私は数字に興味をどうしても持てないので、営業はとても苦手でした。出世欲もないので。最初営業をしていた時は、売上売上!って言われていたので、モチベーションは一向に上がらず、悩みまくってました~_~;
なぜ目標を達成できないの?っと言われてもそこの興味がないから。としか言えなかったのです。
こういうすれ違いって、結構起こっている気がしていてそこはしっかりコミュニケーションをとって、一人一人と対話をしていかないと解決しない問題だと思うんです。
無駄なコミュニケーションを減らし、必要なコミュニケーションをとって、人に合ったコミュニケーションをとる。
Decisionの法則
何かを決めるときに、大きく分けると
リーダーが決める
多数決で決める
合議で決める
の3つがあるが、どれが正解でどれが不正解というのは無い。チームが置かれている状況によって流動的に動いていく必要がある。
その際には選択基準と優先順位を決めておく事が重要である。
例えばテレビCMにてタレントを起用することとなったときに、
コスト面
認知度
ブランドイメージ
この基準を設けた場合に、今現状はどこに優先順位をおくべきなのか。
というのが見えてきます。闇雲に会議して決めるのでは、再現性がなく、何がどうやって決まったのかが見えにくくなります。
Engagementの法則
Engagementは元々結婚を意味しますがここではチームメンバーとの結びつきをどこにするか。
結びつきの法則では4つのPがあるという。
この4つのPのどこに会社自体が重きを置いているか。それによって、注力すべきポイントも異なってきます。どこに共感させるのか。
Philosophy(理念・方針)・・・ディズニーなど
Profession(活動・成長)・・・マッキンゼーなど
People(人材・風土)・・・リクルートなど
Privilege(待遇・特権)・・・歩合性の営業など
また、メンバーのエンゲージメントを高める方程式は
報酬・目標の魅力×達成可能性×危機感
をチームに埋め込む事が重要となります。
ディズニーで言えば
ハピネスを日本中の人々に提供する×来客人数を上昇させる×貢献できなければ出演し続けられない、組織にいられない
といった具合になります。
今の時代では、ただ単に報酬アップでやる気が出るかというと、そうではなく、仕事をする中で自分の夢だったり目標だったりを達成する事ができたり、名声を得る事ができる事、働く人が喜べる感情報酬が重要となってきています。
チームに魅力を持ってもらい、チームに共感し、仕事をする中で感情報酬をもらう事ができるか。これが重要なポイントとなります。
その他チーム作りで大切な事。
・適切なチーム人数で動いているか。そして当事者意識を持たせているか。
3人で草むしりに三時間かかっていたものを10人にしたら時間は計算上早くなる。しかし実際行ってみたところ三時間以上かかってしまう。それは「自分一人くらいやらなくても・・・」と思ってしまい、手を抜き始めるからである。それを防ぐには、ある程度の責任を持たせたり、草むしりで言えば担当エリアを決めてしまい、そこの責任を持たせる。など。
・あの人よりやっているからという基準を設けさせない
人はいい意味でも悪い意味でも人から影響を受けやすいものです。リーダーや手本となる人がきちんと実行していなければ、あの人よりはやっているしなぁという基準を持ってしまいます。逆に手本となる人がしっかりと業務をこなし、実施していたらそこが基準となります。言い訳ができなくなるわけです。
・みんなやっていないしと思わせない。
ネガティブな人が多ければ自然とそういった人が多くなってしまう。その場合はポジティブな人を多く投入してみたり、空気を変えられるような人を入れる事で変わってくる場合がある。
今回読んだ本はこちら
実際にチームがどう変化したのか実例をもって解説してくれており、またそれぞれの法則に関して解説してくれているので必要に応じて読めるのも良いですね。
まとめ
チームを作るにあたり何が重要か。
それはどうせ何をやっても変わらない。なんて思わずにどうしたらもっとチームは良くなるのか?皆がモチベーションをもって仕事をするにはどうすれば良いのか?
それを考え続ける事が重要な気がします。
他人任せではなく、まずは自分がどうにかしようと行動していく事。
それが周りにも伝わり、チーム自体も良くなっていくのではないでしょうか。