こんにちは!ふじぼうです。
最近は有給消化期間を有効に使うべく、映画を見まくっています。
今回観たのはこちら。
あらすじ
ある日突然ツレ(奥さんが主人公の夫を呼ぶ名前)がうつ病になってしまった。仕事も辞めることになり、その後はどうなっていくのか。
ある家族のうつ病との向き合い方と付き合い方を描いたハートフル映画です。
感想
一言で言うと、
宮崎あおいが可愛すぎる!
これにつきますw
っとまぁそこは置いておいて。
作品の内容ですが、堺雅人さんの演技がやはり上手いなぁと。
最近では真田丸に半沢直樹と、やるときはやる、カッコいいキャラクターを演じられていて、リーガルハイのときもそうですが、どこか迫力あって引き込まれるキャラを演じられる印象だったのです。
ですが今回はそんなキャラとはほぼ真反対の、弱々しいキャラクター。
メンタル疾患を演じるのって結構たいへんだと思うのですが、焦点が合わない感じなどすごく上手く演じていらっしゃったかと思います。
つい惹き込まれる演技でした。
映画はうつ病になってからがスタートになるので、うつ病の原因となったものはほぼ描かれてはいません。
うつ病になって周りからの反応や仕事との向き合い方、そして家族でうつ病とどう向き合っていくのか。といったことが描かれています。
うつ病というものを深く重く捉えるのではなく、少しライトに書かれているので、気分は重くなるというよりは、世界が広がった感覚がしました。
なんとなくはうつ病について知っていますが、詳しくは知りませんし、知ろうというきっかけもありませんでした。
そういう意味では、うつ病を身近に捉え考えるきっかけにさせてくれ、尚且ほっこりとした作りになっているので、最後まで安心して観られました。
考察
映画のレビューも見ていたのですが、「うつ病はこんなもんじゃない」「こんな簡単に回りが合わせてくれるなんてフィクションだから」「自分は支えてくれる人なんていない」という声もあり、うつ病を発症された方にはあまり受け入れられてはいないのかな?という感じです。
もちろん、症状が軽い人重い人いらっしゃると思いますし、症状が全く違うという人もいるんじゃないでしょうか。
そもそもあんなにかわいい奥さんはいないよというツッコミがありますがw
ですが、うつ病経験者や経験した人が周りにいないとどうも遠い世界の出来事だと思ってしまいます。
自分も友人がうつ病で仕事をやめたりしましたがどこか他人事。もちろん心配ですが、自分がじゃあ何かできるかって言うと何もできませんし。。。
でもどういう風に接したら良いのかな?とかは考えるわけで、そういったのを考える切っ掛けになる映画なのかなと。
敢えて軽い感じで書かれることで、万人には捉えやすい映画になっていると感じました。
重く暗い感じで描いちゃうと、そういったイメージが付いちゃいますからね。。。
という内容もありましたが、広くうつ病について知ってもらいたい。そんな思いが込められた映画なのではないかと。
ちなみに原作はこちら。3冊も出ているみたいですね。
最後は映画に出てきた素敵なセリフでお別れしたいと思います。
「どんな夜も明けない夜はない。明けた空が曇り空だとしても、夜よりはずっと明るいのだから。」
ー髙崎晴子
「大切なものって、いつも近くにあって変わらないのに時々どこにあるのかわからなくなってしまう。よく見れば手の届く所にあるのに、失くしてしまったと勝手に思ってしまう」
ー髙崎幹男
頑張りすぎない。とても大事ですね。